楽天といえば、ショッピングサイトやクレジットカード、携帯電話などをイメージされる方が多いと思いますが、実は自動車保険サービスを展開しています。
ポイントが貯まりやすかったり、たくさんのサービスを受けられるため、特に楽天経済圏の方はお得に利用することができます。
そこで今回は、楽天自動車保険の特徴やメリット・デメリット、口コミ・評判について紹介します。
自動車保険の加入や見直し、乗り換えなど検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
- 楽天自動車検の特徴
- 楽天自動車保険の補償内容
- 楽天自動車保険の口コミ・評判
- 楽天自動車保険のメリット・デメリット
楽天自動車保険の特徴5つ
画像引用元：自動車保険なら楽天損保より
まず最初に、楽天自動車保険の特徴について紹介します。
楽天自動車保険には、以下の5つの特徴があります。
- 大きく分けて2種類の自動車保険
- 最大6年の長期契約ができる
- 走行距離によらない保険料
- ALSOKとの連携
- レッカー拠点が全国8,500箇所もある
それぞれの特徴について詳しく解説します。
大きく分けて2種類の自動車保険
楽天自動車保険は、個人用自動車保険ASAPと総合自動車保険PAPの2種類から選ぶことができます。
個人用自動車保険ASAPは、個人が自動車を使用する目的に特化した補償内容となっています。
このプランでは、最長6年間の契約を選択することができ、その間保険料の変動がなく、継続手続きの必要もありません。
また、地震や津波などの自然災害で車が損害を受けた場合に補償する車両地震特約もあります。
さらに、独自のサービスである「あんしん3」を提供しており、「事故受付」「初期対応」「電話対応」の3つの対応において、全面的にサポートしてくれます。
総合自動車保険PAPは、自身のニーズに合わせて補償内容を選べるプランです。
対人・対物賠償責任保険、人身傷害保険、車両保険から自由に組み合わせて契約することができますが、人身傷害保険は対人賠償責任保険と一緒に契約する必要があります。
また、レンタカーやロードアシスタントなどのオプションも追加できるの、一人一人のニーズに応じた保険プランを構築できます。
総合自動車保険PAPも個人自動車保険ASAPと同様、「車両地震特約」と「あんしん3」が付随しています。
最大6年の長期契約ができる
前述でも少し触れましたが、個人用自動車保険ASAPには、最長6年間の契約ができるASAP6というプランがあります。
ASAP6を選択することで、3つの大きなメリットがあります。
1つ目のメリットは、6年間の契約期間中に事故が発生しても、保険料の割増が適用されない点です。
通常の1年契約では、事故が発生すると次回の契約更新時に保険料が上がることがありますが、ASAP6ではそのような割増がありません。
これは、6年という長期契約の間に事故が発生しても、次回の契約更新時には事故有係数適用期間が過ぎているためです。
「事故有係数適用期間」とは、事故を起こした後に、割引率が低下し、保険料が高くなる期間のことを指します。
2つ目のメリットは、契約期間中に保険料の改定が行われても、契約時の保険料が変更されないことです。
つまり、契約時の割引が6年間続くため、長期間にわたって一定の保険料で補償を受けられます。
3つ目のメリットは、6年間の契約期間中は、契約の継続手続きが不要であることです。
これは1年契約と違い、毎年継続手続きを行う必要がないため、手間が省けるだけではなく、うっかり更新を忘れるという心配もなくなります。
走行距離によらない保険料
楽天自動車保険では、保険料の算定に、年間の運転走行距離は要素として含まれません。
つまり、頻繁に運転する人や長距離を運転する人にとって、お得に利用できます。
ALSOKとの連携
楽天自動車保険は2019年4月1日から、代理店型自動車保険としては初の試みである「あんしん事故現場かけつけサービス」をALSOKと提携して始めました。
このサービスは、ALSOKのスタッフが24時間365日いつでも事故現場に迅速に駆けつけ、安全対策を実施や事故の詳細確認、現場状況の記録、楽天損保への連絡サポートを行なってくれます。
レッカー拠点が全国8,500箇所もある
楽天自動車保険では、全国に8,500のレッカー拠点があるため、たとえ初めて通る道で事故が起きたとしても、近くのサービス拠点から専門スタッフがすぐに対応してくれます。
また、事故時だけでなく、キーを車内に閉じ込めてしまった場合、タイヤがパンクした場合、ガソリンがなくなってしまった場合など、さまざまなトラブルに対応します。
これらは、ロードアシスタント特約で補償され、すべての保険契約に含まれているため、楽天自動車保険に加入している全ての方が利用ができます。
楽天自動車保険の補償内容について
ここでは、楽天自動車保険の主な補償内容について5つ解説します。
楽天自動車保険は、他の自動車保険と同様に以下のような補償内容となっています。
- 自分または同乗者への補償
- 相手への賠償
- 車両補償
- ロードサービス
- 事故対応力
それぞれ詳しくみていきましょう。
自分または同乗者への補償
| 基本セット | オプション |
|---|---|
| ・人身傷害保険 ・人身傷害死亡 ・重度後遺障害時緊急支援費用補償特約 ・無保険車傷害特約 |
・人身傷害車外危険補償特約 ・搭乗者傷害特約 ・搭乗者傷害医療保険金倍額払特約 ・搭乗者傷害特約（死亡・後遺障害） |
楽天自動車保険の基本セットには下記の保険が含まれています。
- 人身傷害保険
- 人身傷害死亡
- 重度後遺障害時緊急支援費用補償特
- 無保険車傷害特約
人身傷害死亡と重度後遺障害時緊急支援費用補償特約とセットとなっており、保険を契約した車に乗車している人が交通事故に巻き込まれ、死亡または重度の後遺障害を被り、介護が必要となった場合に、一時的に必要な院費や介護費、葬儀費を補償する保険です。
さらに、無保険車傷害特約も基本プランとなっており、事故の相手が無保険車で十分な補償が受けられなかった場合に、保険金を受け取ることができます。
また、オプションとして人身傷害車外危険補償特約や人身傷害車外危険補償特約や搭乗者傷害特約、搭乗者傷害医療保険金倍額払特約、搭乗者傷害特約（死亡・後遺障害）を選ぶことができます。
人身傷害車外危険補償特約は、自分の車以外の車に乗っている時や、歩行中に交通事故に遭遇し、傷ついたり死亡したりした場合に、自分自身や家族に保険金が支払われるものです。
搭乗者傷害特約もオプションで選択可能で、契約車両に乗車していた人々が交通事故で障害を負った時、一定の額で補償を行います。
そのほかにも、搭乗者傷害医療保険金倍額払特約があり、これは搭乗者が事故でケガをした際の医療費を2倍に補償します。
さらに、自動車事故により死亡または後遺障害を負った場合、定額の死亡保険金や後遺障害保険金を受け取ることができる搭乗者傷害特約も選択できます。
相手への賠償
| 基本セット | オプション |
|---|---|
| ・対人賠償責任保険 ・対物賠償責任保険 ・対物超過修理費用補償特約 ・他車運転危険補償特約 ・被害者救済費用等補償特約 |
ー |
相手への賠償には、対人賠償責任保険と対物賠償責任保険があります。
対人賠償責任保険は他人の身体に損害を与えた場合、対物賠償責任保険は他人の物品に損害を与えた場合の賠償を補償します。
楽天自動車保険プランでは、対人賠償責任保険と対物賠償責任保険基本セットとして加入時に契約されます。
さらに、他にも基本セットに含まれる特約があります。
たとえば、事故相手の車が高額なヴィンテージカーで修理費用が時価を上回る場合の対物超過修理費用補償特約や他人の車を運転して事故を起こした場合の他車運転危険補償特約、車両に初めから欠陥があって事故が起こった場合の被害者救済費用等補償特約も自動的に基本セットに含まれます。
車両補償
| 基本セット | オプション |
|---|---|
| ー | ・車両保険（車両全損時臨時費用補償特約）（車両保険無過失事故特約） ・車両地震特約 ・車両新車取得費用補償特約 |
楽天損保の自動車保険では、
自分の車に対する補償を行う車両保険は、全て追加オプションとして提供されています。
車両保険は、車が事故などにより破損した際の費用を補償します。
車両保険に加入すると、自己の車が全損した際には、保険金額の10%が支払われる特約、車両全損時臨時費用補償特約や自身に事故の過失がない場合に車両保険金が受け取れる特約、車両保険無過失事故特約も自動的にセットとなります。
さらに、オプションとして、車両地震特約や車両新車取得費用補償特約があります。
車両自身特約は地震や噴火、津波などの自然災害で車が損傷した場合の修理費用を補償し、車両新車取得費用補償特約は新車が大きな損害を受けた場合の修理費用を補償します。
ロードサービス
楽天自動車保険のロードサービスにおける補償内容は以下の通りとなっています。
| 拠点数 | 8500ヶ所 |
| 無料レッカー範囲 指定工場以外の上限 |
最大20万円まで |
| 現場対応可能時間 | 30分程度 |
| ガス欠時のガソリン代 | 年一回10Lまで |
| キー閉じ込み時の開錠 | ○ |
| バッテリー上がり時のジャンピング | 年1回まで |
| パンク時のスペアタイヤ交換作業 | ○ |
| 油脂類代 | ○ |
| 冷却水代 | ○ |
| 落輪引き上げ | ロープ使用程度、1m以内 |
| 修理後車両引取り費用 | 最大20万円まで |
| 宿泊費用 | 1泊1名1万円まで |
| 帰宅／目的地到着費用 | 1人当たり2万円まで |
| レンタカー費用（帰宅費用として） | 1台につき2万円まで |
| ペット宿泊費用 | ホテル代1万円まで |
楽天自動車のロードサービスには、最大20万円までのレッカーサービスの補償や現場での対応時間が30分程度と短く、迅速なサービス提供が可能です。
また、トラブルにより車両が利用できなくなった際の宿泊費用補償や、レンタカー費用補償は利用者にとって大きな安心感を提供します。
さらに、ペット宿泊費用などペットと一緒に移動中の場合にも考慮している点も、ペットを持つユーザーにとって嬉しいサービスと言えるでしょう。
事故対応力
| 現場急行サービス | ALSOK |
| 事故受付時間 | 24時間365日 |
| 事故発生時の対応 | ALSOKがサポートしてくれる内容 ・現場での安全確保 ・事故状況の確認 ・現場の写真撮影 ・ロードアシスタンスの出動要請 ・楽天自動車保険への連絡 |
| 特長 | 24時間365日事故受付 ALSOK隊員が現場に急行し、初期対応を実施してくれる |
楽天自動車保険では、24時間365日の事故受付を行っており、その際にALSOK隊員が急行して現場で初期対応を行うことが特徴となっています。
このサービスにより、事故発生時には現場の安全確保や事故状況の確認、写真撮影など、さまざまな対応を迅速に実施します。
さらに、必要であればロードアシスタンスの出動要請や楽天損保への連絡対応してくれるため、事故発生時の混乱を最小限に抑え、被害者の安心と安全を第一に考えた対応を行なってくれます。
楽天自動車保険の口コミ評判
ここまで、楽天自動車保険の特徴や補償内容について解説しましたが、実際に楽天自動車保険に加入している方は、どのような印象を持っているのでしょうか。
ここでは、楽天自動車保険ユーザーの口コミや評判をいくつか紹介します。
良い口コミ
このポイントの付与とポイントの使用を合わせると、他社の自動車保険での同条件と比較した場合、私の保険は1000円以上安くなりました。（48歳/男性）
悪い口コミ
そのことはサイト上にも書かれておらず、問い合わせで確認したところ、やはり何も届かないとのことでした。
安いのはいいのですが、一応簡易的なハガキでの加入のお知らせはあってもよいのではと思いました。（48歳/男性）
楽天自動車保険のメリット
楽天自動車保険にはたくさんのメリットがあります。
ここでは、そのメリットについて8つ紹介します。
長期契約が選べるところ
楽天損保の自動車保険を選ぶ大きなメリットの一つは、その長期契約が選べるところです。
最長6年間の契約が可能なため、保険料の支払い方法については、一括払いや毎年分割にして支払うことまできます。
分割払いの場合、自動的に引き落としされるので、毎年新たに契約するための手間や、契約更新を忘れてしまうといったリスクもありません。
保険料が安いところ
楽天自動車保険は、その保険料の低さで評価されており、少しでも経済的な負担を抑えたい方や、基本的な補償だけでも満足する方に適しています。
しかしながら、個々の年齢や状況によっては、他の保険会社の方がより手頃な保険プランを提供している場合もありため、自身に合った最適な自動車保険を見つけるためには、いくつかの保険会社を比較してみるといいでしょう。
楽天ポイントが貯まる！
楽天自動車保険は、毎月の保険料支払いで楽天ポイントが貯まります。
毎月の保険料が100円ごとに1ポイントとして還元される仕組みで、定期的な支払いにより着実にポイントが貯まるため、非常にお得になります。
特に、楽天カードを持っている方は、獲得できるポイントがさらに増えるため、楽天自動車保険へ加入する際に、楽天カードへの切り替えを同時に行うといいでしょう。
ポイントは1ポイントが1円で、楽天市場での買い物や楽天ペイなど日常的な買い物などでお得に利用できます。
楽天ポイントで保険料の支払いも可能
楽天自動車保険では、楽天ポイントで保険料の支払いができます。
つまり、保険料を支払ってに獲得したポイントをさらに保険料の支払いに使うことができます。
日常の買い物で貯めたポイントを保険の支払いで利用できるため、さらにお得に利用できます。
現場駆けつけ対応は24時間365日
楽天自動車保険の現場駆けつけ対応は、24時間365日です。
自動車事故はいつ何時起こるか予測することはできないため、常時サポートを受けられる環境が整っていることは安心感にもつながります。
さらに、ロードサービスの拠点が全国に8,500ヶ所も存在しているため、どこにいても迅速に対応してくれます。
割引特典が複数ある
楽天自動車保険には、割引特典がたくさんあるため、さらにお得に利用できます。
たとえば、インターネットで申し込みをすると、新規契約者でも既存の契約者でも、保険料が25%割引になったり、保険契約時にゴールド免許を持っている場合は、自動的に15%の割引が適用など未直的な割引がいくつもあります。
他にも様々な割引が設定されているため、保険料をさらに節約できるでしょう。
ALSOKが無料で事故現場にかけつけてくれる
楽天自動車保険は、セキュリティ会社のALSOKと連携しており、事故が発生した場合にはALSOKのスタッフが迅速に事故現場に向かいます。
このサービスは契約者が要請すれば利用することが可能で、何らかのトラブルが起こったときに現場で対応してくれる点が大きなメリットです。
さらに、このサービスは全て無料で提供されているため、万一の事態に備えるとともに、追加の費用負担を気にすることなく利用できます。
前年比の走行距離により保険料が決定
楽天自動車保険は、前年度の走行距離により保険料が決定されます。
走行距離が少ないと、それだけ事故に遭遇する可能性が低くなるため、保険料が割安になる仕組みです。
具体的な区分としては、1,000㎞以下から、16,000㎞以上までの8段階が設定されています。
- 1,000㎞以下
- 1,000㎞超 3,000㎞以下
- 3,000㎞超 5,000㎞以下
- 5,000㎞超 7,000㎞以下
- 7,000㎞超 9,000㎞以下
- 9,000㎞超 11,000㎞以下
- 11,000㎞超 16,000㎞以下
- 16,000㎞超
各区分に該当する走行距離によって、保険料が変動しますが、自動車保険を初めて契約する場合は、新規契約区分が適用されます。
楽天自動車保険のデメリット・注意点
楽天自動車保険には多くのメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。
ここでは、楽天自動車保険におけるデメリットと注意点を2つ紹介します。
長期契約にしても保険料が安くならない場合も
楽天自動車保険は、6年間の長期契約プランであるASAP6を提供しています。
万一の事故発生時や保険料の改定で保険料が上がる場合、保険料が固定されているためお得になりますが、一方で事故を起こさなかった場合や保険料が下がった場合でも、初めに設定した保険料は変わらないため損をする可能性もあります。
楽天会員でないとあまりお得ではない
楽天自動車保険は、楽天の会員特典をフルに活用できる保険です。
楽天会員でなければ、保険料支払いで楽天ポイントを獲得することはできませんし、楽天カードを持っていなければ追加でポイントをもらえません。
しかし、楽天会員であれば楽天自動車保険はかなりに魅力的な保険となります。
楽天自動車保険に加入した後でも、楽天会員になることは可能なので、これを機に楽天会員になってみてもいいでしょう。
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よくある質問
ここでは、自動車保険に関すすよくある質問をいくつか紹介します。
車両保険って必要なの？
車両保険をつけるとかどうか、迷っている方も少なくありません。
車両保険は、自分の車が修理を必要とした際にそのコストを補償するための保険のため大切な愛車を守るためにはつけておくことが望ましいですが、それに伴い保険料が大きく上がります。
そのため、車の現在価値や修理費を自己負担できる範囲か、また車を使用する頻度や運転歴等を考慮して必要かどうか判断しましょう。
自動車保険の等級ってどういうもの？
簡単に言うと、自動車保険の等級とは運転者の事故歴に基づいて保険料を調整するためのシステムです。
このシステムは、運転者が保険を適用する事故を引き起こした場合、その等級は下がり。一定期間事故を起こさない場合、上がります。
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ただ、費用だけでなく、必要な補償内容がしっかりと含まれているかもチェックすることが大切です。
弁護士費用特約ってつけた方がいい？
交通事故に巻き込まれるリスクが高い人は、弁護士費用特約をつけた方がいいでしょう。
たとえば、運転を頻繁に行う人や長距離の運転をする人、交通量が多い地域で運転する人などは、事故に巻き込まれるリスクが高まります。
そのようなリスクが高い人は、より安心して運転できるよう、弁護士費用特約をつけておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、楽天自動車保険の特徴やメリット・デメリット、口コミ・評判になどついてご紹介しました。
楽天自動車保険は、楽天会員や楽天の各種サービスを頻繁に利用する人にとってはお得に加入できる魅力的な保険です。
楽天ポイントが簡単にに貯まるうえ、ポイントを直接保険料への支払いにも活用できます。
さらに、基本的な補償内容がしっかりと設けられており、個々のニーズに合わせてオプションを自由に追加することもできるます。
自動車保険の加入や検討、見直し等検討されている方は、ぜひこの機会に楽天自動車保険でお得かつ、安心してカーライフを過ごしてみてはいかがでしょうか。
