過払い金請求にデメリットはある?条件とメリットについても解説

過払い金請求にデメリットはある?条件とメリットについても解説過払い金

「100万円以上の過払い金が返ってきました」

「過払い金で生活が楽になりました」

テレビやラジオのCMでは、過払い金請求のいい面が大きく取り上げられています。しかし過払い金請求には、デメリットはないのでしょうか?またどういった場合にデメリットがあるのでしょうか?

今回は、過払い金請求のデメリットについて詳しく解説していきます。知恵袋に見られる過払い金請求のデメリットが真実かどうかについても解明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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過払い金請求の条件とは

過払い金請求の条件は、大きく2つです。

  • 利息制限法の上限金利を超えた利息で借り入れたことがある
  • 完済から10年経っていない

過払い金は「払い過ぎた利息」です。つまり法律(利息制限法)で決められている利息より高い利息でお金を借りることで、過払い金は発生します。

法律で決められている金利よりも高い金利でお金が貸し付けられていたのは、2010年6月17日までです。さらに厳密にいうなら、2007年以前にお金を借りていると過払い金の発生する可能性は高まります。

また過払い金請求は、民法で認められています。民法の時効が10年なので、過払い金請求ができる期間も「完済してから10年」です。

ただし2020年4月1日以降に民法が改正され、2020年4月1日以降に完済した借金には「過払い金があることを知ってから5年」という条件が付けくわえられました。たとえば2023年10月15日に完済した借金の過払い金があることを、2024年10月15日に知ったとします。この場合時効が2029年10月14日になるので注意が必要です。

過払い金請求のデメリット

過払い金請求は、払い過ぎたお金が戻ってくる嬉しい手続きです。しかし一度払ってしまったお金を取り戻すため、まったくデメリットがないわけではありません。

デメリットをよく理解したうえで、手続きするようにしましょう。

信用情報機関に登録される場合がある

完済した借金の過払い金請求は、信用情報機関に登録されることはありません。しかし返済中の借金を過払い金請求すると、信用情報機関に事故情報が登録される場合があります。

  • 発生した過払い金≧借金の残額・・・信用情報機関に登録されない
  • 発生した過払い金<借金の残額・・・信用情報機関に登録される

またクレジットカードのキャッシングの過払い金請求をする際にショッピングの支払いが残っていると、信用情報に事故情報が登録される恐れがあります。

  • 発生した過払い金≧ショッピングの支払い残高・・・信用情報機関に登録されない
  • 発生した過払い金<ショッピングの支払い残高・・・信用情報機関に登録される

まだ借金の返済やショッピングの支払いが残っているという場合は、「今過払い金請求するべきか」専門家に相談するようにしましょう。

過払い金請求したクレジットカードは使えなくなる

過払い金請求をすると、請求の対象にしたクレジットカードは使えなくなるかもしれません。これを「社内ブラック」といいます。社内ブラックになると、過払い金請求の対象にしたクレジットカードが使えなくなる以外に以下のようなデメリットがあります。

  • 請求の対象にした会社で新規のクレジットカードが作れなくなる
  • 請求の対象にした会社でのローンの審査が通りにくくなる

また請求の対象にした会社のグループ会社のクレジットカードが利用できなくなったり、ローン審査が通りにくくなったりする場合もあります。

ただしクレジットカード会社やローン会社は、たくさんあります。1社や2社利用できなくなったところで、生活に大きな影響は出にくいです。

自力での返還請求が難しい

過払い金請求は、自力で行うのも不可能ではありません。専門家に手続きを依頼すると費用がかかるので、ご自身で行いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

ただし自力で行うと、以下のようなリスクがあります。

  • 貸し金業者が取引履歴を開示してくれない
  • 過払い金の計算を間違えて、貸金業者とトラブルになる
  • 貸金業者に低い返還率を提示される
  • 貸金業者が話し合いに応じてくれない

過払い金請求を自力で行うと、本来受け取れるはずの過払い金を逃してしまう可能性が高くなります。過払い金を確実に取り戻すなら、専門家に依頼するのが一番です。

過払い金請求をするメリット

過払い金請求のデメリットは、専門家に相談すれば回避できたり影響を少なくしたりできるでしょう。過払い金請求は、デメリットよりもメリットの方がはるかに大きいです。

借金を減額、完済できる可能性がある

発生した過払い金と借金が同額だと、相殺されて過払い金は戻ってこないです。その代わり借金は完済したことになります。この場合、信用情報に事故情報が登録されることはありません。

また先ほど返済中に過払い金請求を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されるとお伝えしました。

信用情報機関に登録される条件は、以下です。

  • 発生した過払い金<借金の残額
  • 発生した過払い金<ショッピングの支払い残高

ただし、信用情報機関に登録されたとしてもデメリットばかりではありません。なぜならこれらは「任意整理」という手続きで、借金減額ができるからです。

減額されれば、借金を3~5年に分割し直して返済していけます。つまり月々の借金返済の負担を減らして、生活にゆとりを持つこともできるのです。

また信用情報機関に事故情報が載るのは一生ではありません。完済してから5年後には情報は消えるので、またクレジットカードを作ったりローンを組んだりできます。

完済後であれば信用情報に登録されることはない

完済した借金の過払い金請求は、信用情報機関に登録されません。

過払い金請求のデメリットでご説明した通り信用情報機関に登録されない代わりに、過払い金請求の対象にした貸金業者の「社内ブラック」になる恐れがあります。

請求の対象にしなかった貸金業者のカードやローンは今まで通り利用できるので、生活に大きな影響はないでしょう。

ただし過払い金請求の対象にするクレジットカードで水道光熱費や携帯代など生活費の引き落としをしている場合は、支払い方法を変更してから手続きするようにしましょう。

支払い方法を変更しないまま手続きをすると、支払いができず督促がきてしまいます。

知恵袋で見かけるデメリットは本当?

過払い金請求をするうえで、デメリットを把握しておくことは重要です。情報を知るためにYahoo!知恵袋を利用する方も多いのではないでしょうか。

実際に確認してみると、知恵袋には過払い金請求について様々な情報やデメリットなどが寄せられています。しかし知恵袋で見かける過払い金請求のデメリットは、必ずしも正確とはいえません。

それには2つの理由があります。

  • 知恵袋の情報は古い可能性がある
  • ほとんどが資格を持っていない人からの回答

たとえば「6~8年の借入でも過払い金が発生する」という回答があったとします。2023年に完済したとすると6年前は2017年なので、過払い金は発生しません。しかし2008年時点で質問された内容であれば、過払い金が発生する可能性は高いです。

知恵袋の情報はなにもかも信じるのではなく、あくまでも参考程度に留めておきましょう。

知恵袋での口コミ

【質問】

過払い金について質問です。17年位前からアイフルと取引があり約9年前に90万を一度完済。そこから約2年取引がなくまたすぐに借入れてしまい現在80万の残高です。過払い金は発生していますか。

金利は26~29,2です。もし過払い金があったとしても全て完済してから請求したほうがいいのでしょうか。

わかりにくい質問ですいません。

【回答】

完済など絶対にやめて、いますぐ過払い請求に着手してください。

理由は3つあります。

1 9年前に完済したとのことですが、取引が分断されていると判断されると、それ以前の過払い金はあとすこし(10年)で時効になる危険があります。

なお、「分断ってなに?」と思うでしょうが、それは追々わかることですから、今は解説しません。

2 アイフルは、大手の中では比較的体力がない会社と言われています。

今すぐなら問題ないですが、完済を待っていたら、アイフルに過払い金を返す力がなくなっているかもしれません。

3 貴方が完済にこだわる理由は、信用情報についてだと思います。

過払い請求で載る情報は「契約見直し、完済」です。

この情報は完済の情報であり、事故情報ではありません。

引用元:Yahoo!知恵袋 

アイフルは過払い金請求すれば、問題なく過払い金を取り戻せます。

【質問】

過払い請求について 教えて下さい。

現在 エイワから借りてます。

もうかれこれ 6~7年目なのですが 過払い請求をしたほうが いいのでしょうか?

もし過払い請求をしたらブラックリストに載ってしまわないか心配でナカナカ決断できません。

ちなみに融資額は50万円で毎月21600円の返済

返済6回目で5~6回くらい借り換えして 現在に至ってます。

今年の8月頃に完済です。

また 詳細な借りた日とかは分かりませんが返還請求が出来るのでしょうか?

よろしくお願いします。

【回答】

ぶっちゃけた話、エイワは返す気さらさらありません。本当にお金なくて返せないのかどうかはわかりませんが…

あくまで推測ですが、残りの返済を考えれば既に過払いでしょう。8月まで払うというよりくれてやる気がないなら、即返済やめましょう。

ブラックリストなんてものはありませんが、信用情報上で過払いの請求は「完済」。つまり利息制限法上の支払いが完了していれば、約定利率で完済した人と同じでいわゆるブラックになりません。

取り返せないとしても泥棒に追い銭する愚行だけはおかさないで下さい。

>詳細…

取引履歴くれ、と電話するだけで取引当初からの一覧もらえます。それを基に「引き直し計算」するのだから何ら問題なし。

引用元:Yahoo!知恵袋

2011年の古い情報です。完済するべきかどうかは、専門家に相談するのが1番です。また過払い金請求に強い事務所に依頼すれば、エイワも過払い金を取り戻せます。

過払い金請求でおすすめの事務所

司法書士法人 中央事務所

中央事務所

中央事務所は東京・大阪・福岡・名古屋に拠点を置く司法書士事務所です。テレビやラジオCMを積極的に行っていることから、名前を聞いたことがある方は多いでしょう。

中央事務所は過払い金請求や債務整理など借金問題を専門に扱っており、優秀な司法書士が約100名在籍しています。2018年創業と比較的新しい事務所ですが、過払い金請求の相談件数は1ヶ月あたり20,000件以上と多くの方から期待と信頼を寄せられているようです。

相談は何度でも無料。電話なら7時~24時メールなら24時間、どちらも年中無休で受け付けています。また遠方にお住いの方には出張相談やオンライン面談にも対応しています。

「平日は忙しくて相談する時間が作れない」「家が遠くて事務所に行けない」といった方でも、気軽に相談しやすい事務所です。

法人名司法書士法人 中央事務所
代表者代表司法書士 田中秀平(東京司法書士会)
本店所在地東京本店/東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング9階
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東京ロータス法律事務所

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東京ロータス法律事務所は東京都台東区に事務所があります。創立以来7,000件以上の過払い金請求などの借金問題を解決してきました。

弁護士事務所は「初回相談無料」の事務所が多いなか、東京ロータス法律事務所は何度でも無料で相談できます。借金のお悩みや過払い金請求に対する不安を納得いくまで相談してから依頼できるので、非常に安心です。

また東京ロータス法律事務所は過払い金過払い金調査を着手金・報酬金無料でできます。無料で過払い金調査をした後、続けて過払い金請求手続きをするかどうかは依頼者が決められます。

もし「過払い金請求をするかはもう少し考えたい」といった場合でも勝手に手続きを進められることはないので、ご安心ください。

法人名弁護士法人 東京ロータス法律事務所
代表者代表弁護士 永安優人(東京弁護士会)
本店所在地東京都台東区東上野1丁目13番2号廣丸ビル1-2階
対応エリア全国
電話番号0120-698-011
受付時間平日10:00~20:00
土日祝:10:00~19:00
費用◆相談
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着手金 0円、成功報酬 は回収額額の22%
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減額報酬10%、経費 5,500円/1社
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着手金 330,000円、報酬金 330,000円、ほか
◆自己破産
着手金 220,000円、報酬金 220,000円、ほか
ホームページhttps://tokyo-lawtas.com/lp2/
2024年9月時点

アース法律事務所

アース法律事務所

アース法律事務所は、東京都港区にある弁護士事務所です。取扱い業務は借金問題の他にも詐欺被害や不動産問題など幅広く扱っており、なかでも過払い金請求や債務整理などの借金問題に力を入れています。

アース法律事務所の営業時間は平日の10時~19時です。ただし事前予約をしておけば夜間や土日祝も対応してくれます。

アース法律事務所の相談料は30分5,500円ですが、過払い金請求など借金問題の相談は無料です。また完済している借金の過払い金請求は着手金0円で依頼できます。

さらに過払い金請求の場合は、相談すれば後払いや分割払いも可能なようです。「依頼したくてもまとまったお金が用意できない」といった場合も、費用を気にせず手続きを開始できます。

事務所名弁護士法人 アース法律事務所
所在地〒105-0004 東京都港区新橋2-12-5 池伝ビル5階
弁護士数4名
電話番号フリーダイヤル:0120-816-132
受付時間10時~19時
事前に相談すれば、夜間土日祝も対応可能
取扱い業務債務整理、詐欺被害、不動産問題、
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費用相談は無料
過払い金:要問合せ
任意整理:着手金 22,000円~、過払金返還報酬金 返還額の20%〜、減額報酬金 減額した金額の10%、解決報酬金 1社22,000円
個人再生 :着手金 330,000円~、報酬金220,000円(税込)~
自己破産:着手金 330,000円~、報酬金110,000円
ホームページhttps://earth-lawoffice.net/lp2/
2023年10月

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記事まとめ

過払い金請求のデメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?過払い金請求はデメリットよりもメリットの方がはるかに大きいです。

返済中の借金を過払い金請求すると、ブラックリストに載ることもあります。しかし借金の総額が減ったり毎月の返済額が減ったりすれば、生活を立て直すチャンスになるはずです。

完済している人はもちろん、返済中でも過払い金が気になる方はまず専門家に相談してみましょう。

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