債務整理は、弁護士や司法書士に依頼するのがベストです。しかし「緊張する」「契約を強要されないか不安」といった悩みから、事務所に行くのをためらっている人も多いのではないでしょうか。
もし、気軽に電話相談ができたらうれしいですよね。債務整理の依頼を受けている事務所は電話相談に対応してくれないのでしょうか?また相談にお金はかかるのでしょうか?
本記事では、債務整理の電話相談について詳しく説明していきます。
債務整理について電話相談できる窓口7選
債務整理に関して、無料で電話相談を受け付けている主な7機関をご紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、まずは自分に合った相談先を見つけましょう。
1. 司法書士事務所
司法書士事務所は、債務整理の電話相談に無料で対応しています。
任意整理や過払い金返還請求など140万円以下の借金であれば、司法書士で対応できます。
弁護士に比べて費用が抑えられる傾向があるため、借金に悩む方はまず司法書士に相談することをお勧めします。この記事で相談料が無料の司法書士もご紹介しています。
2. 弁護士事務所
弁護士事務所では、債務整理の全般にわたる相談を受け付けています。自己破産や個人再生など、より複雑で深刻な債務問題に対応可能です。初回相談は無料の事務所もあります。
もちろん電話での相談を受け付けてる事務所もあります。借金が140万円以上だと司法書士では対応できないので、借金額が大きい場合は弁護士事務所に相談すると良いでしょう。この記事で相談料が無料の弁護士もご紹介しています。
3. 法テラス
法テラス(日本司法支援センター)は、経済的に困難な人々を支援するための国の機関です。債務整理に関する無料相談のほか、低所得者には弁護士費用の立替えや補助も行っています。1回の相談時間は30分程度で1つの問題に対して3回まで対応してくれます。
- 受付時間: 平日9:00〜21:00、土日祝日9:00〜17:00
- 電話番号: 0570-078374
4. 国民生活センター
国民生活センターは、消費者の権利を守るための相談窓口です。債務整理に関する相談も受け付けており、地域によっては無料の法律相談を提供しています。
各都道府県ごとに相談窓口を用意しているので、気になる方は電話相談してみましょう。
5. 自治体主催の無料法律相談
多くの自治体では、市民向けに無料の法律相談を行っています。債務整理に関する相談も可能です。
相談を希望する場合は、住んでいる地域の市役所や区役所に問い合わせてください。
6. 全国銀行協会
全国銀行協会では、銀行のカードローンの返済が困難な方向けに電話相談を行っています。希望制で専門のカウンセリングサービスを受けることもできます。銀行のカードローンでお困りの方は電話相談してみてもよいでしょう。
- 受付時間: 平日9:00〜17:00
- 電話番号: 0570-017-310
7. 日本貸金業協会
日本貸金業協会は、消費者金融などの貸金業者が加盟する団体です。「貸金業相談・紛争解決センター」を設けており、借入や返済の相談、多重債務者救済の一環としての貸付自粛制度の受付、貸金業者の業務に対する苦情や紛争解決をサポートします。
債務の原因には失業、ギャンブルなどがありますが、相談者の状況の応じて債務整理の方法やアドバイスをしてくれます。
- 受付時間: 平日9:00〜17:00
- 電話番号: 0570-051–051
債務整理の電話相談をすべき理由
電話で債務整理の相談をすべき理由は3つあります。
- 最適な債務整理の方法がわかる
- いくら減額できそうか計算してくれる
- 面談の予約が取れる
債務整理を事務所に依頼する場合、弁護士や司法書士と面談をしなくてはいけません。しかしいきなり面談となると、「なんだか敷居を高く感じる」「依頼しないといけなくなりそう」といった不安もあるでしょう。
面談の前のワンクッションに、電話相談は最適です。
最適な債務整理の方法がわかる
電話相談をすると、自身に合った債務整理の方法を教えてくれます。
債務整理には大きく「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの方法があります。
- 任意整理・・・将来利息をカットした金額を3~5年で返済していく
- 個人再生・・・債務総額を大幅に減額して3~5年で返済していく
- 自己破産・・・借金をゼロにする
債務整理にはそれぞれ条件やメリット・デメリットがあるため、自身で最適な方法を判断するのは難しいです。
たとえば相談者任意整理をするつもりだったとしても収入と支出のバランスの崩れ方が大きい場合には個人再生したほうがいいケースもあります。
債務整理の電話相談では、借金の金額や家庭環境、経済状況などをヒアリングして相談者に最適な問題解決方法を導き出してくれるでしょう。
いくら減額できそうか計算してくれる
債務整理の無料相談では、任意整理をした場合の借金の減額診断も可能です。
借金の減額診断では、以下のような情報が必要になります。
- おおよその借金の総額
- 借り入れしている会社の数
- いつ頃借り入れをしたか
- 借入期間
ただし電話相談での減額できる借金の計算はあくまでも概算です。
本来任意整理の際に借金の計算をするためには、借入先から取引履歴を取り寄せてそのデータを元に計算する必要があります。つまり大まかな情報だけで、正確な計算は難しいのです。
しかし借金の減額診断は、正確な計算と比較して大きく金額が異なるものではありません。
借金の減らせる金額が大まかにでもわかれば、債務整理に踏み出しやすくなるはずです。借り入れ時期や借入期間によっては、過払い金が発生するかもしれません。
面談の予約が取れる
債務整理の電話相談では、事務所との面談予約を取れます。
債務整理は電話相談をしても、事務所に依頼したことにはなりません。債務整理を正式に依頼するには、弁護士・司法書士と面談をして、契約を結びます。
電話相談をせずにいきなり面談するのは、「ハードルが高い」「契約を強要されないか不安」と感じている人もいるでしょう。
電話相談では事務所の雰囲気や対応の仕方などを確かめられるので、「この事務所なら大丈夫」と信頼できそうな事務所に面談を申し込みましょう。
仮に相談した事務所と相性がよくないと感じても、予約をせずに電話を切ればおしまいです。無理に面談を受けなくていいので、精神的負担が少なく済みます。
債務整理の電話相談を有効活用するコツ
債務整理の無料相談は「30分まで」といった時間制限が設けられていることが一般的です。
特に電話相談は、面と向かっての相談よりも気軽に始めやすい方法ですが、限られた時間の中で最大限の成果を得るためには、いくつかのコツがあります。
ここでは、電話相談を有効活用するためのコツや心構えを紹介します。
事前に相談事項をまとめる
効率的な相談のためには、事前に相談したい事項を整理しておくことが重要です。
具体的には、以下の点は電話相談時に確認しておくとよいでしょう。
- 自分に合った債務整理の方法はなにか
- 債務整理に必要な費用はいくらか
- 債務整理にどれくらいの期間がかかるか
- 債務整理後にの生活にどのような影響があるか
- 連帯保証人や家族への影響がないか
- 債務整理を行う依頼する場合、自分が何をしたらいいか
上記のような質問を事前にノートなどにまとめておくと、電話相談時に話が脱線することなく、必要なアドバイスを効率的に得られます。
自身の借入状況を調べておく
債務整理の相談を行う際に、専門家はあなたの借金状況を聞いたうえで最適なアドバイスをしてくれます。そのため、あなたの借入状況を事前に調べておきましょう。
具体的には、以下の点は電話相談前にまとめておくといいでしょう。
- 借入先の会社名
- 借入残高・金利
- 毎月の返済額・返済実績
- 借入日・借入期間
多くの金融機関ではオンラインバンキングサービスがあるので、ご自身のアカウントにアクセスすれば借入状況は分かります。オンラインでの確認が難しい場合は、借入先の金融機関に直接メールや電話で借入状況を問い合わましょう。
また、家計の収入・支出までまとめておくとより正確なアドバイスを得られます。
言いにくい事実も隠さずに話す
債務整理の相談では、不利に思える事実も正直に伝えることが大切です。
例えば、返済遅延の経験や、返済能力に関する懸念事項など、問題のある部分も含めて全てを開示することが、適切なアドバイスを得るためには必要です。
例えば、ギャンブルが理由の借金なら、選べる債務整理の方法も異なってきます。
事実を伝えないまま債務整理を進めてしまうと、直前で債務整理が失敗することにもつながります。
電話相談であれば、相談相手と対面していない分話しやすいこともあるでしょう。債務整理を成功させるためにも事実は包み隠さず話すようにしましょう。
債務整理の電話相談が無料でできる弁護士・司法書士事務所
司法書士法人 中央事務所
中央事務所は東京・大阪・名古屋・福岡に拠点を置く司法書士事務所です。2017年に営業を始めてから、ずっと過払い金請求や債務整理といった借金問題を専門に扱っています。
100名以上の借金問題専門の司法書士が在籍しており、毎月10,000件以上の借金に関するお悩みに対応しています。
中央事務所は任意整理などの債務整理の相談料・着手金が無料です。依頼時にお金を用意する必要がないのが大きな魅力といえます。
また中央事務所の相談対応時間は年中無休、電話は7時~24時、メールでは24時間なので、日中忙しい人や平日に休みを取れない人でもご自身の都合に合わせて相談可能です。
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おすすめポイント
- 債務整理はどの手続きでも相談料・着手金が無料
- 相談対応時間は年中無休、電話は7時~24時、メールでは24時間
中央事務所の口コミ
中央事務所には、「安心して手続きを任せられた」「対応が丁寧」「手続きがスムーズだった」という口コミがありました。
【質問】
中央事務所は怪しいですか?
過払い金請求でどこの事務所に頼もうか迷っています。
カードローンの過払い金の返還請求をしたいです。ネット上の口コミはどこの事務所も賛否両論であまり参考になりませんでしたが、知人が実際に中央事務所に頼んで問題なく利用できたと言っていたので、中央事務所が気になっています。
どの事務所も「怪しい」という口コミを見かけますし、実際に請求できるのなら問題ありません。ただ、こういった手続きは全く初めてなので、他にも利用した方の意見をお聞きしたいです。よろしくお願いします。
【回答】
私も親の請求を手伝い、中央事務所に依頼しました。
ちゃんと過払い金を取り戻せましたし、手続き中、不安になるようなこともなかったです。
怪しいとかの悪評は業界特有のようですね。
有名な事務所は変なことをするとすぐ公になるので、違法なことはしないと思います。逆に、最初無名な事務所に相談したのですが、慣れていないような感じがして、そっちの方が不安でした。
有名さや実績はある意味大事なのかもしれませんね!
引用元:知恵袋
昔カードローンをしていたときの過払い金がありました。対応してくれた方が丁寧でよかったのと、手続きがスムーズでした。諸事情により早くもらいたかったので高評価です
引用元:Google
法人名 | 司法書士法人 中央事務所 |
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代表者 | 代表司法書士 田中秀平(東京司法書士会) |
本店所在地 | 東京本店/東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング9階 |
対応エリア | 全国 |
電話番号 | 0120-10-10-10 |
受付時間 | 7:00~24:00 年中無休 ※メールは24時間対応 |
費用 | <<相談料>> 相談料は無料! <<過払い金の請求>> 相談・着手金 0円、成功報酬は要問合せ <<任意整理、個人再生、自己破産>> 相談・着手金 0円、成功報酬は要問合せ |
ホーム ページ | https://10-10-10.jp/ |
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中央事務所 無料診断ページ東京ロータス法律事務所
東京ロータス法律事務所は、東京台東区にある弁護士事務所です。英語で法律という意味の「law(ロー)」と助けるという意味の一字「助(たす)」を合わせて東京ロータス法律事務所という名前となっています。
相談対応時間は平日10時~20時、土日祝は10時~19時です。
事務所は東京の1拠点のみですが、債務整理専門の事務所として全国の借金問題解決に取り組んでいます。また北海道から沖縄まで出張面談に対応しているので、日本中どこにお住いでも相談可能です。
また借金問題は個人のクレジットやローン利用以外にも、交通事故や相続問題、離婚問題のなかでも発生します。
東京ロータス法律事務所では、「交通事故で相手方への損害賠償のために借金をした」「離婚で慰謝料が必要になった」といった借金問題も、債務整理とともに解決してくれます。
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東京ロータス法律事務所 に相談してみるおすすめポイント
- 相談対応時間は平日10時~20時、土日祝は10時~19時
- 北海道から沖縄まで出張面談に対応
東京ロータス法律事務所の口コミ
東京ロータス法律事務所には「親身にアドバイスをしてくれた」「手数料が安い」「安心して任せられた」という口コミがありました。
夫婦で破産申立てを依頼しました。
いつも私達夫婦に寄り添って下さり、またアドバイスして頂き心から感謝しています。
書類集め等色々大変でしたが、思い切って相談して本当に良かったです。
毎月の支払いに苦しんでいた頃が嘘のように、穏やかな気持ちで過ごせる日を迎えられたのは、先生やスタッフの皆様のおかげです。
ロータス様には感謝しても仕切れません。
こんな私達夫婦の感謝の想いを口コミで皆さんに読んで頂けるなら嬉しく思います。
引用元:Google
過払い請求でお世話になりました。
既に完済済みのキャッシングを試しに依頼しましたが、結構戻ってきました。
宝くじ気分で、戻ったらラッキー程度に思ってたので嬉しかったです。
手数料等安く、安心してお任せできました。
殆どが、電話のやりとり。郵送書類等一回。
現地事務所に一回行きましたが、遠方の方は相談できるとの事。
当方、訴訟など無かったので、訴訟する場合は、これに限らないと思いますが、弁護士のプロ根性は感じられると思えます。
追記、返済金が戻るまでのトータルの日数は、約半年ぐらいでした。
訴訟あると更に伸びるとのこと、その場合のシュミレーションもしてくれましたが、大差ないので訴訟しませんでした。
引用元:Google
法人名 | 弁護士法人 東京ロータス法律事務所 |
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代表者 | 代表弁護士 永安優人(東京弁護士会) |
本店所在地 | 東京都台東区東上野1丁目13番2号廣丸ビル1-2階 |
対応エリア | 全国 |
電話番号 | 0120-698-011 |
受付時間 | 平日10:00~20:00 土日祝:10:00~19:00 |
費用 | ◆相談 無料 ◆過払い金請求 着手金 0円、成功報酬 は回収額額の22% ◆任意整理: 着手金 22,000円/1社、報酬金 22,000円/1社。 減額報酬10%、経費 5,500円/1社 ◆個人再生 着手金 330,000円、報酬金 330,000円、ほか ◆自己破産 着手金 220,000円、報酬金 220,000円、ほか |
ホームページ | https://tokyo-lawtas.com/lp2/ |
\債務整理するならおすすめ/
東京ロータス法律事務所 に相談してみるひばり法律事務所
ひばり法律事務所は東京にある弁護士事務所です。個人事務所時代から25年以上の豊富な実績があります。毎月の相談者は500件以上にもなるほど、借金でお悩みの人から支持を受けている事務所です。
債務整理の相談は何度でも無料ででき、メールでの相談受付は24時間受け付けています。電話での相談は平日10時~19時が基本ですが、事前予約をしておけば土日祝日でも電話で無料相談可能です。
またひばり法律事務所には、女性専用の相談窓口があります。債務整理専門の事務所に女性専用相談窓口が設置されていることは少ないです。
ひばり法律事務所なら「男性には理解してもらいかも」「男性と話すのが苦手」といった女性にベテランの女性弁護士がしっかりと寄り添ってくれます。
\債務整理するならおすすめ/
ひばり法律事務所 に相談してみるおすすめポイント
- 毎月の相談者は500件以上、実績が豊富
- 女性専用相談窓口あり
ひばり法律事務所の口コミ
ひばり法律事務所は「ときに厳しい事も言われるが、親身に接してもらえた」「適切なアドバイスをもらえた」という口コミがありました。
一度途中で解任された免責不許可事由ありの自己破産をお願いしました。
1件目はおすすめサイトに出てくるような大手法律事務所でした。そこでは担当の事務員の方も言っていることがコロコロ変ったり、費用に関しても事務員さんの目測で決めている感じで弁護士は全く自分の情報を理解していない状態でした。
(弁護士さんは複数の依頼者を担当しているため、債務整理は基本的に担当の事務員さんとのやり取りがメインになると思います。)
ここに依頼してからの担当事務員さんは小屋さんでしたが、しっかりと担当弁護士の落合先生と情報を共有して頂き、費用やどのように進めていくかの方針も双方にしっかりと説明していただけました。前任の事務所よりも2/3程の費用で、準備する書類のことも丁寧に教えてくださいました。また、電話した際のレスポンスもとても早く、ここに依頼してからはトントン拍子で整理が進んでいき、準備していただいた書類もとても見やすく、わかりやすいと管財人の先生も褒めていました。
最初からここに依頼しておけば良かったです。
厳しいことを言われることもあると思いますが、その分親身に相談に乗っていただいているということだと思います。
ひばり法律事務所さんに依頼して本当に良かったです。ありがとうございました。
もう二度と利用しません!笑
引用元:Google
当初は任意整理をお願いする予定でしたが、初回で任意整理よりも自己破産の方が良いと勧められ、自己破産でお願いしました。
初めての法律事務所で色々と不安なことも多々ありましたが小屋さんが親身になって話を聞いてくださり、諸々の対応もしてくださり、無事に自己破産が終了しました。
長期間色々とありがとうございました。
引用元:Google
法人名 | 弁護士法人 ひばり法律事務所 |
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本店所在地 | 東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階 |
対応エリア | 全国 |
電話番号 | 0120-794-920 |
受付時間 | 平日10:00~19:00 土日の相談も対応可(予約制) |
相談料 | 無料 |
着手金 | 過払い金請求:着手金0円、報酬金 回収金額の22% 任意整理:着手金 22,000円/1社、報酬金22,000円/1社、減額報酬10%、諸経費 個人再生:着手金 330,000円~、報酬金 220,000円~、諸経費 自己破産:着手金 220,000円~、報酬金 220,000円~、諸経費 |
ホームページ | https://hibari-law.net/lp2/0120794920/ |
\債務整理するならおすすめ/
ひばり法律事務所 に相談してみる債務整理の電話相談からの流れ
債務整理の電話相談では、借金問題のアドバイスや借金の減らせる金額を教えてもらえます。しかし、電話相談をしただけで問題は解決しません。
ここでは、電話相談からの流れをご紹介していきます。
弁護士・司法書士との面談
電話相談後に面談の予約をして、予約日に弁護士・司法書士と面談をします。
面談時に持っていくとよいのは以下のような物です。
- 身分証明書・・・運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど
- 印鑑・・・シャチハタはNG
- 債権者のわかるもの・・・自身の手書きメモでOK
- クレジットカード
- 借入先との取引のわかる物・・・借入時の契約書、督促状、返済の明細書など
- 家計状況のわかる物・・・家計簿や通帳
個人再生や自己破産を検討しているなら、自宅の登記簿謄本や査定書、車検証なども併せて持っていくとよいでしょう。
委任契約の締結
面談後「信頼できる事務所だ」と判断できたら、正式に委任契約を結びます。
信頼して依頼できる事務所選びのポイントを3つご紹介します。
- 説明が具体的でわかりやすい
- 事務所費用が明朗会計
- 担当者との相性がいい
説明をごまかしたり費用がわかりづらかったり、相性が悪かったりする事務所は「費用をごまかされているのではないか」「手続きの進みが遅い」など、手続き中に事務所に不信感を抱いてしまうかもしれません。
また契約書には難しい言葉が多く並んでいます。説明を聞いたうえで疑問点を解消し、わからないことがなくなってから署名・押印するようにしましょう。
受任通知の送付
正式に契約を交わすと、事務所が借入先に受任通知を送ります。受任通知とは「弁護士・司法書士が代理人になったので、以後の連絡は事務所にして欲しい」などを通知する文書です。
受任通知が届くと、借入先は依頼者に直接取立てをできません。そのため、借入先から依頼者への督促電話や手紙などは一切届かなくなります。
また依頼者は債務整理手続きが完了するまで、借金返済もしなくていいです。
取引履歴の開示請求・引き直し計算
受任通知の送付と同時に、取引履歴の開示請求が行われます。取引履歴とは「依頼者がいついくらのお金を借り、どのように返済してきたか」など取引のすべてが記されている書類です。
取引履歴の示されるまでの期間は借入先ごとに異なり、取引履歴が揃うまで2週間~2か月ほどかかります。
取引履歴は借入先ごとに開示されるので、1社ずつ引き直し計算をして借金の金額を確定させます。
引き直し計算は利息制限法に基づいて利率を15~20%で計算し直し、過払い金が発生していないか確認する方法です。
引き直し計算の結果過払い金が発生していると、想定よりも大幅に借金を減額できたり完済できたりするケースもあります。
引き直し計算はweb上で無料ソフトがダウンロードできるので、ご自身で計算も可能です。しかし引き直し計算は判断が難しい部分も多くあるため、専門家に任せることをおすすめします。
各種債務整理の手続きの選択
引き直し計算を全て終えると、改めて債務整理の方針の確認をします。
債務整理には3つの方法がありました。
債務整理 | メリット | デメリット |
任意整理 | 整理する会社を選べる 減額した借金を3~5年で返済していく | 借金の減らせる金額が少ない |
個人再生 | 借金を大幅に減額できる 減額した借金を3~5年で返済していく 住宅を残せる | 借金の総額が100万円以下での場合、借金は減額されない 借金の総額が5,000万円以上の借金は手続きできない |
自己破産 | 借金をゼロにできる | 免責不許可事由がある 住宅や自動車など財産を手放す必要がある |
たとえば専門家との面談の時点では、個人再生を希望していたとします。精密に引き直し計算をした結果借金の総額が100万円を下回っていると、任意整理をしたほうがメリットの大きい場合もあります。
引き直し計算の結果と依頼者の状況に合わせて債務整理の方針が固まれば、本格的に手続きの開始です。
債務整理に必要な費用とは?
債務整理を行う際は多少なりとも費用がかかってきます。
債務整理の方法や依頼する専門家によって費用が異なるので、自身が債務整理を行う場合の費用の目安を確認しておきましょう。
司法書士に依頼する場合
司法書士へ債務整理を依頼する場合の費用目安は以下の通りです。
債務整理の方法 | 費用の目安 |
---|---|
任意整理 | 3~6万円ほど |
個人再生 | 35万円ほど |
自己破産 | 30万円ほど |
司法書士のメリットは、弁護士に比べて費用が安い点です。ただし、司法書士が対応できる1債権者あたりの借金額には140万円までという制限があります。
このように司法書士は対応できる業務範囲に制限があるため、注意が必要です。
ご自身の借金が140万円以内かどうかを確認し、それ以内であれば、司法書士に電話相談してみると良いでしょう。
弁護士に依頼する場合
弁護士に債務整理を依頼する場合の費用目安は以下の通りです。
債務整理の方法 | 費用の目安 |
---|---|
任意整理 | 5~15万円ほど |
個人再生 | 55万円ほど |
自己破産 | 40万円ほど |
弁護士は、報酬額が自由化されている影響で金額は事務所によって差がありますが、司法書士に比べて費用が高い傾向にあります。
しかし、借金額に関わらず全ての債務整理手続きを行うことができ、特に個人再生や自己破産など裁判所の手続きが必要な場合には、その専門知識が大きな強みとなります。
ご自身の借金が140万円以上ある場合や個人再生、自己破産をスムーズに行いたい方は弁護士に電話相談してみる良いでしょう。
以上が債務整理に必要な費用の目安です。
債務整理を行うと多少なりとも費用が発生します。しかし、基本的には費用以上に減額できる借金が大きいはずなので、借金で悩んでいる場合は早めに専門家に電話相談してみましょう。
記事まとめ
債務整理の電話相談についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
債務整理の電話相談でできることは3つです。
- 最適な債務整理の方法を教えてもらえる
- 減額できる借金の額がわかる
- 面談の予約が取れる
電話相談は、債務整理の最初の一歩として最適な方法です。「事務所に出向くのは敷居が高い」「債務整理すべきかどうか迷っている」といった人は積極的に利用してください。
実績 | 費用 | 専門性 | 対応地域 | |
中央事務所 | ★★★ 実績多数 | ★★★ 相談料・ 着手金無料 | ★★★ | 全国対応 |
東京ロータス法律事務所 | ★★★ 受任件数 7,000件以上 | ★★ 相談無料 着手金あり | ★★★ | 全国対応 |
ひばり法律事務所 | ★★★ | ★★ 相談無料 着手金あり | ★★★ | 全国対応 |